小さい胸をコンプレックスに抱えているAさん。
体型は標準的だが胸はなく下半身はどっしりしているタイプで、色々とがんばってバストアップに励んでいたけど、効果が出ないまま20歳を過ぎてしまったようです。
- 胸に脂肪を付けたいけど胸以外には付いているのでどうするべきかわからない
- マッサージやツボ押しを1年間続けてきたが効果がなかった
- 豆乳も飲んで納豆や豆腐をよく食べても大きくならなかった
あまり胸が大きくならなかった理由を自己分析すると、下記の問題が浮かんだとのこと。
- 部活動で脂肪が付くよりも筋肉が付いていた
- 部活をやらなくなった今も胸の筋肉がすごく硬い
- 成長期に夜更かししていた生活で寝不足気味だった
Aさんはかなり頑張ってバストアップしているようですが、結果がついてきていない状態ですね。
確かに胸だけ脂肪が付かなくて、ほかは標準体型もしくは下半身太りしている体型だと、単純に太るわけにはいかないです。
それではどうすれば良いのでしょうか?
部活の影響で胸が筋肉質で脂肪がない場合
まず、部活をやめたあとでも筋肉質で硬くて、脂肪が付かない場合の問題についてですが、
- 遺伝的に筋肉が発達しやすい
- 骨格的に筋肉が付きやすい
- 骨格が歪んで筋肉が付きやすい
といったことが考えられます。
両親が身体能力に優れていたりしませんか?
筋肉が付きやすい性質は遺伝しやすいです。
あとは骨格的な問題で、筋肉が付きやすくなったり、脂肪が付きやすくなったりします。
遺伝と骨格は生まれ持ったものなので、この場合は部活をやめたあとも引き続き筋肉を維持しやすい体のままで過ごすことになります。
骨格自体は変えられないが歪みは改善できる
最後の骨格が歪んでいる場合は、生活習慣的な問題で後天的に起こりえます。
- 猫背
- 片足に重心がかかった立ち方
- 足を組む
ということを続けていると、徐々に骨格が歪んでしまい、筋肉の付き方や脂肪の付き方に影響が出てきます。
どういうことかというと、骨格が歪んだなりに筋肉の付き方も歪んでしまい、脂肪の付き方も歪むのです。
筋肉が歪むと過緊張しやすく不必要な負担がかかっている状態になるので、筋疲労になりやすくコリやすいので硬い筋肉になりやすいです。
たとえば、腰を痛めると、痛みを和らげるような「かばった歩き方」になる人がほとんどですが、腰をかばった結果、足のふくらはぎやふとももの筋肉に負担がかかり、その負担が徐々に筋肉を凝り固めてしまうという話がよくあります(筋疲労によるコリ)。
骨格が歪んでいると、腰をかばう動きで筋肉に負担がかかるのと同じような状態になってしまい、筋肉が凝り固まった可能性があるのです。
この場合は、姿勢の改善はもちろん、悪しき習慣を取り除くとともに、整骨院や接骨院などで歪みの矯正をしてもらうと良いでしょう。
歪みを治せば凝り固まった筋肉もほぐれるので、マッサージやストレッチをすると柔らかい筋肉に生まれ変わります。
胸が筋肉質で貧乳なのに下半身が太い場合に試す3つの方法
Aさんのように、胸の筋肉が硬いのに脂肪が少ない、さらに下半身が太い場合に試すべき方法は以下の通り。
1.クセがあるかないかを見抜く
クセというのはなかなか気づきにくいものですが、ここではバストアップに邪魔となるクセです。
先ほども挙げましたが、おもに姿勢に関するクセ。
姿勢にクセがあると、骨格が歪んでしまい、筋肉と脂肪の付き方にも歪みが出ます。
- 猫背
- 片足に重心がかかる立ち方
- 足を組む
- 片方の奥歯ばかりで噛む
- 利き腕ばかり使う
いくつか追加しましたが、ほかにもあるでしょう。
とにかく、骨格が歪む結果になりやすい姿勢に関わっているクセは、直したり頻度を減らすなどの対策が必要です。
そうしないと、整骨院などで歪みを矯正してもらっても、また歪んでしまうのでバストアップの妨げになります。
2.硬い胸筋をしっかりと伸ばす
筋肉が硬いのは
- 柔軟性に欠けている
- 過緊張で凝り固まっている
のいずれかです。
どちらにしても、しっかりと伸ばして疲労物質を流したり、コリをほぐさなければなりません。
柔軟に富んだ筋肉は、血行やリンパの流れを良くするので、バストアップ効果を高めてくれます。
血行やリンパの流れが良くなると、栄養やホルモンの運搬や老廃物や不要な水分の除去がうまくいくようになるからです。
3.成長期を過ぎても睡眠を重視する
成長期のあいだに寝不足気味だと確かに胸は大きくなりにくいです。
しかし、それは成長期を過ぎても同じことで、しっかりと質の高い睡眠をとらないと胸は大きくなりにくいです。
なぜなら、20歳を過ぎても胸を大きくする成長ホルモンは分泌され続けるからです。
成長ホルモンは成長期のほうがたくさん分泌されるのであって、成長期を過ぎたら無視していいとか分泌しなくなるということはありません。
生きている限り分泌され続けるし、分泌には質の高い睡眠が必要不可欠。
ということで引き続き寝不足にならないように、しっかりと熟眠するようにしましょう。
4.豆乳を飲んだり納豆を食べるよりも栄養バランスの良い食事を意識する
豆乳を飲むと胸が大きくなるとか、納豆を食べるとバストアップに効果的とか昔からあります。
しかし、大切なのは普段の食事で栄養をバランス良く摂れているかどうかです。
5大栄養素というのをご存知ですか?
タンパク質や炭水化物に脂質といった3大栄養素に、補酵素のビタミンに、必須元素のミネラル。
これらをバランス良く摂っていて、さらにバストアップ効果を高めたいから豆乳や納豆を意識してみる、というのが正しいです。
体の成長や維持に欠かせない3大栄養素や、ごく少量で生理活性するミネラルやそれらを補完補助するビタミンをしっかりと摂れていないと、豆乳を飲もうがきな粉牛乳を飲もうが納豆や豆腐を食べても効果は出ません。
もちろん、サプリメントも同様です。
5.女性ホルモンのエストロゲンも意識する
女性ホルモンのエストロゲンも乳腺を発達させて胸を膨らませてくれるホルモンです。
基本的に30代前半にピークを迎えるため、20代のあいだなら十分に分泌されます。
ただし、20歳以降になると成長ホルモンはどんどん分泌量が低下していくため、エストロゲンは滞りなく分泌させないと胸は大きくなりにくいです。
ひとつの目安としては生理不順があるかないかです。
生理が遅れたりこなかったりすると、ホルモンバランスが何らかの影響で崩れている可能性があります。
ホルモンバランスが崩れているということは、エストロゲンもスムーズに分泌されていない状態になるので、体は胸が大きくなりにくい状態です。
仕事や人間関係のストレスが大きかったり、PMS(月経前症候群)が重かったりすると生理不順になりやすいので、ストレス発散をこまめにおこなったり、PMSを和らげるために低用量ピルを服用したり、生理周期によって生活スタイルを変えてみるなど工夫すると良いでしょう。
硬い筋肉や下半身太りも気になるけどバストアップの大前提も意識する
まとめます。
Aさんのような胸が硬い筋肉に覆われて脂肪が付かない、それなのに下半身は太り気味の場合、生まれ持った遺伝や骨格的に筋肉が付きやすいことを除けば、体の歪みが招いている可能性があります。
しっかりと骨格の歪みを矯正して、筋肉の歪みも改善してみると良いでしょう。
その上でさらに5つの方法をおこなうと胸は大きくなりやすいです。
- 体の使い方にクセがないか見抜く
- 硬い筋肉をしっかりと伸ばす
- 成長期を過ぎても睡眠を重視する
- 豆乳や納豆より栄養バランスの良い食事を意識する
- 女性ホルモンのエストロゲンも意識する
今回のAさんの場合、胸の筋肉が硬いからとか、学生時代の睡眠不足のせいで胸が大きくならなかったとか、鋭いところを分析できています。
しかし、十分に分析できているかというと不十分で、豆乳を飲んだり納豆を食べたり、マッサージをしたりと方法だけにとらわれてしまった印象があります。
学生時代の睡眠不足のせいで大きくならなかったと考えているなら、何よりも睡眠を重視してしかるべきなのに、あまり重視していないように感じました。
また、睡眠不足が原因だと考えているなら、成長ホルモンと似た関係にある女性ホルモンも意識しておくと良かったのですが、そのあたりの大前提の考えが足りていないせいで打開策が見つからなかったのでは?と率直に思いました。
ご参考になれば幸いです。
P.S.
ブラのカップサイズの割に胸が大きくない人は、「育乳・補正ブラ」でキレイなバストに育てるといいですよ。
なかでも育乳だけでなく、デザインも重視できる美容外科と共同開発した「ふんわり寄せ集める」バストケア用ブラがおすすめ(モデル愛用でカワイイ)。
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ノンワイヤーで補正してくれるので、いろいろなシーンで使えます。
- 育乳・バストケア
- デイリー(普段使い)
- 帰宅後のリラックスタイム
- 近くのコンビニに買い物に行くとき
- 寝るときの型崩れ防止用(ナイトブラ)
などなど、1~2枚持っていると何かと便利ですよ。
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