一般的な認識では、ブラを着けたほうがノーブラよりも胸の垂れに対して良いといわれています。
胸をしっかりホールドして横よれ・縦揺れや重力に負けないように支えてくれるからです。
しかし、とある海外の研究機関における発表によると
「ブラを着けるよりもノーブラのほうが、胸を支える筋肉を鍛えるため垂れにくい」
という驚きの研究結果が出ていました。
垂れないなら開放感のあるノーブラのほうが良いと考えられますが、そう単純な話ではなかったりします。
ノーブラのほうがブラを着けるより垂れない理由
ブラを着けている状態に比べてノーブラのほうが胸が垂れにくいのは、胸を下垂から守る「クーパー靭帯」が発達し、先述した筋肉を鍛える効果があるからです。
さらに最終防衛線ともいえる皮膚の3つが良好だと、胸は垂れにくくなります。
ブラを着けていると体は胸を支えなくても良いと判断するため、サボった状態になって垂れやすくなるのです。
要するに、使わない部分はエネルギーの節約のため、衰えていくんです。
使わないと衰えてくるのは色々と実感されているのではないでしょうか?
- 体を動かさなかったら体力が低下した
- ストレッチをしなくなったら柔軟性が低下した
胸を下垂から守るための部分も同じなんですね。
胸が大きければ大きいほど負荷が高いのでノーブラはリスクがある
そうはいっても、限界があります。
ノーブラが胸の筋肉を鍛えクーパー靭帯を発達させるといっても、乳房のボリュームが多ければ支えきるのは不可能です。
AAA~Aカップくらい、もしくはアンダーが細ければB~Cカップくらいまでなら、ノーブラのままでも胸は垂れにくいといえるかもしれません。
しかし、一般的に大きいといわれるDカップ以上のサイズや、アンダーが標準以上のBカップから上の場合、乳房自体のボリュームが多くなってくるので、ノーブラはおすすめできません。
スポブラを考えるとノーブラは無理があることがわかる
スポーツをおこなうときに着けることを推奨されているスポブラ。
激しく動き回れば回るほど胸は上下左右に力強く揺れるため、ふつうのブラよりも高いホールド力を持つスポブラを着けないと胸の形は崩れてしまいます。
ふつうのブラを着けて無理だからスポブラを着けるのに、ノーブラではダイレクトに負荷がかかって早々と胸の形は崩れてしまうでしょう。
ノーブラで胸が垂れにくくするためのコツ
ノーブラのほうがブラを着けている状態よりも、筋肉やクーパー靭帯の発達に良いのは研究から明らか。
でもケースバイケースで着けるかどうかを選ばないと、信じ込んだ結果、胸が垂れて後悔することになりかねません。
そこでノーブラで胸が垂れにくくなるためのコツを用意しました。
1.運動時はスポブラを着ける
運動するときはスポブラを着けないと胸が下がるといわれています。
これはランニング時における胸の揺れのせいで、クーパー靭帯の伸びを確認できたという実験もおこなわれたことがあるため、明らかになっています。
ノーブラのほうが垂れにくいとしても、運動するときには必ずブラを着けたほうが良いでしょう。
2.大胸筋を鍛える
ノーブラ派もブラ派も共通認識があります。
大胸筋を鍛えると胸は垂れにくくなるというものです。
ブラを着ける着けないに関わらず、筋肉がバストを支える役割の一端を担っているのは確かですから、垂れにくくなるためにもしっかりと鍛えましょう。
3.クーパー靭帯を強くする
ノーブラの状態がクーパー靭帯を発達させるといっても、クーパー靭帯自体はコラーゲン質で作られています。
そのため、クーパー靭帯のための栄養を摂ると良いでしょう。
コラーゲン合成を高めるのは女性ホルモンの持つ働きなので、女性ホルモンも合わせて考えるとなお良いです。
シーンによって使い分けるのが結局いちばんです
まとめます。
ノーブラのほうが、筋肉やクーパー靭帯の状態が良好になるため、ブラを着けるよりも垂れにくくなるという研究結果があります。
しかし、一方でブラを着けないでランキングすると、クーパー靭帯が伸びてしまったのを確認できた研究結果もあります。
ノーブラでいたい場合でも
- 運動時にはスポブラを着ける
- 大胸筋を鍛える
- クーパー靭帯を強くする
といったことをおこなって、できる限り垂れない方法を取り入れていきましょう。
海外の何とか族の原住民の女性の上半身を見ていると、やっぱり胸は垂れているので、ノーブラよりも着けた方が全体的には垂れにくくなるのではないかと判断しています。
ご参考になれば幸いです。
P.S.
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