採寸してみたらCカップなのに、下着屋の店員には「お客さまのお胸に合うのはEカップです」と2サイズも大きいブラを勧められることがあります。
- トップとアンダーの差は15cm前後で明らかにCカップ
- 自分で測っても店員さんに測ってもらっても15cm前後
- なのに2サイズも大きいブラを勧められている
- 店員さんは大きいサイズを売りつけようとしている?
- それとも喜ばせようと大げさに言っている?
採寸値より2サイズくらい大きいブラを勧められることは、実はけっこう多いんです。
結論を先にいうと、2サイズ大きいブラを勧められたらそれを着けていてOKです。
「だから何でなの?」と思った場合は、この記事を読むと溜飲が下がる思いになるでしょう。
- 大きいサイズを売りつけたりお客さんを喜ばせようとしているわけではない
- 採寸はブラのサイズを選ぶための「基準値」に過ぎない
- 人それぞれ胸や胸周りの状態が違うのでサイズが変わってくる
下着屋の店員さんは不必要に大きいブラを勧めたりはしない
最初に明らかにしておくべきことは、
- お客さんを喜ばせるために大きめのブラを勧めている
- 在庫が余っていて困っているから大きめのブラを売りつけようとしている
ということはありません。
そんなことをしても、お店のリピーターになってもらえないからです。
だって、お客さんを喜ばせようとか在庫処分のために売りつけようということは、肝心のブラのサイズがお客さんの胸に合うか合わないかという大前提を無視しているからです。
合わないブラを勧められたらお店の信頼が得られなくなるので、もう2度とそのお店に通うことはなくなります。
そんなリスクを負ってまで目先の利益を求めたり、ましてやお客さんを仮初めのサイズで喜ばせることなんてありません。
ということで、採寸より2カップも大きいEカップのブラを勧められたのは、別の理由になります。
それをこれからお伝えしていきますね。
なぜ!?採寸でCカップのはずなのにEカップのブラを勧められたときに知っておくと良い3つのポイント
採寸だとCカップなのに2サイズも大きいEカップのブラを勧められたのはどうしてか?
その答えは下記のポイントを抑えていくとおぼろげながらも掴めてくるでしょう。
1.採寸ではブラのカップに収めるべき肉量までは分からない
採寸で得られる情報はたった2つです。
- トップバストのサイズ
- アンダーバストのサイズ
これだけ。
これだけの情報ではブラのカップに収めるべき肉量までは分かりません。
ブラのカップに収めるべき肉量とは、単純に胸だけのお肉だけではなく、
- ワキ
- 背中
- お腹
に流れてしまったお肉も該当します。
本来は胸にあるべきお肉はワキや背中、お腹に流れやすいです。
こういった流れてしまったお肉を寄せ集めてブラのカップに詰める必要があるのですが、採寸だと前述の通りトップとアンダーのサイズしか測れないので、正確なブラのサイズを導き出せはしないのです。
2.ブラに収める肉量以上の大きいブラを勧められることもある
採寸だけだと、ブラのカップに詰めるべきお肉の量まで考慮できないので、ワキや背中などに流れてしまったお肉の量が多ければ大きいほど、採寸値以上の大きさのブラを勧められます。
ただし、寄せ集めてもカップが余るくらい大きいブラを勧められることがあります。
なぜこんなことが起こるのか?
答えはバージスラインにあります。
バージスラインとは胸とお腹の境目にあたる胸の輪郭線をいいます。
ブラというのは、基本的にこのバージスラインに合ったワイヤーカーブを持つものから選ばれます。
採寸ではCカップで詰めるお肉でDカップでバージスラインでEカップ
たとえば、画像のようなバージスラインを持っていて採寸ではCカップ、詰めるべきお肉の量を考慮したらDカップだったとしましょう。
しかし、Dカップのブラを着けようとしたら、ワイヤーカーブが狭くて「胸の上にワイヤーが乗ってしまった」という問題が起こったとします。
基本はバージスラインに合わせなければ痛みや不快感などが出てくるので、さらにひとつサイズを大きくしたEカップのブラを試したところワイヤーカーブがぴったりと合うとします。
この場合、バージスラインにワイヤーは合うけど、肉量がDカップ分なのでEカップだとカップがスカスカになるという状態になります。
本当はバージスラインにワイヤーがピッタリで、カップの大きさが合うのがベストです。
しかし、少しくらいの大きいカップでも、パッドを詰めることで調整できます。
パッドというと胸を盛るだけのものだとイメージしている人が多いですが、本来は調整に使うアイテムでストラップ(肩紐)を調整するのと何ら変わりありません。
3.ブラの作りによってはワンサイズ大きいものはザラ
これまで、
- ブラのカップに収めるべき肉量
- お腹と胸の境目にあたる輪郭線(バージスライン)
は採寸では分からない情報でありながらも、ブラのサイズに影響をあたえるとお伝えしてきました。
しかし、そのブラのサイズ自体が
- メーカー
- ブランド
- シリーズ
などにより無視できないくらい違うことがあります。
たとえば、
- ブランドAのブラC70とブランドBのブラD70は同じような着用感
- ブランドCのブラC70とブランドCの別シリーズのブラB70は同じような着用感
というように、メーカー・ブランド・シリーズによってサイズはかなり違います。
またひとつ例を挙げましょう。
採寸だとCカップだけど、胸に寄せ集める肉量を考慮するとDカップだったします。
これだけだとDカップのブラが合いやすいです。
しかし、試着したブラの作りが小さめ場合、ワンサイズ上のEカップのブラのほうが合う場合が出てくるのです。
いろいろと試着すると同じカップ数のブラでも、比べてみると1カップくらいの誤差があると気づきますよ。
Eカップに見えないから採寸値にこだわっていないかも気にかけよう
まとめます。
採寸だとCカップなのにEカップのブラを勧められた場合、別に店員さんは良からぬことを考えて大きいサイズのブラを売ろうとか考えているわけではありません。
きっと、Eカップのブラがあなたの胸に合うから勧めているのです。
- 採寸ではブラのカップに収めるべき肉量までは分からない
- ブラに収める肉量以上の大きいブラを勧められることもある
- ブラの作りによってはワンサイズ大きいものはザラ
あとは、自分の胸を見て「Eカップなんて全然ないよ!そんな大きくない」と考えているなら要注意。
カップサイズに翻弄されている典型的なパターンで、採寸どおりのブラを着けてしまい胸の形を崩してしまう大きな要因になります。
見た目がEカップに見えなくても、採寸がCカップでも、合うブラのサイズはEカップだったりするので気をつけてくださいね。

ご参考になれば幸いです。
P.S.
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ノンワイヤーで補正してくれるので、いろいろなシーンで使えます。
- 育乳・バストケア
- デイリー(普段使い)
- 帰宅後のリラックスタイム
- 近くのコンビニに買い物に行くとき
- 寝るときの型崩れ防止用(ナイトブラ)
などなど、1~2枚持っていると何かと便利ですよ。
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